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弟子新美のドタバタ「ユーザー車検」
何回もお伝えしてきている弟子のユーザー車検レポート。今回は若ハゲ新美(最近親戚からも本気で心配され、育毛剤を送ってもらった)がお伝えしたいと思います。
今回ユーザー車検を受けるのは国沢師匠所有のプリウス。言わずとしれた、トヨタのハイブリッドカーであります。ユーザー車検の流れは前回のレポートなどで詳しく触れていますが、今回も流れに沿ってレポートしたいと思います。
検査ラインを見るだけでドキドキ。さぁ車検開始だ
1.予約
まず車検を受けるために、予約をしなければなりません。いきなり車検場へ行って、車検を受けられるワケではないのです。予約は陸運局への電話でもできますが、インターネットの方が簡単。車検を受けたい日時、そして午前か午後かなどを選択し、ナンバープレートの4桁数字などを打ち込んで完了です。予約確認画面が表示されるので、それをプリントアウトすればカンペキ。今回はプリンタの調子がおかしくてプリントアウトできなかったので、予約番号だけをメモして車検に臨みました。それでも何ら問題なしです。
2.定期点検
お次は車検場へ行く前に定期点検。エンジンがかかるか、クラクションは鳴るか、ウィンカーは点くかなど基本的な項目を検査して整備手帳へと書き込んでいく。内容的には素人みたいな僕でもまったく苦戦することのないようなものばかり。しかし当たり前のことながら、ここでキチンと検査しておかないと車検場で苦労する恐れもある。もし車検場で不備が見つかったら、目も当てられません。
3.自賠責保険の更新
そして自賠責の更新。JAなどに行き、自賠責保険証と更新分のお金を出せばすぐにできます。事前に師匠から「15分くらい待たされるぞ!」と言われていたので、実際どれくらい待たされるのか時間を図ってみた。自賠責保険証とお金を受付の人に渡してから待った時間は7分弱。「なんだ。意外と短いのね。師匠はせっかちだから、きっと7分が倍の15分に感じられたのだろう」なんて意地悪なことを思いながら、自賠責保険更新終了(笑)。
4.実際に車検を受ける
さて、ここからが本番です。陸運事務局で車検を受けます。車検を受けるにあたって迷うのが「事前にテスター屋さんへ行ってヘッドライトの光軸を調節してもらうか」ということ。テスター屋さんとは、有料でヘッドライトの光軸調整を行ってくれるところ(他にも様々な検査項目の事前チェックを行ってくれる)。車検場の近くに必ずあります。特に荒い乗り方をしてなくても、ヘッドライトの結光軸は狂っているもの。1発で合格したいなら、受けておいた方がいいでしょう。今回は「とりあえずそのまま車検を受けて、もしダメだったらテスター屋さんで調節してもらう」ということにする。経費節約であります。
●1 車検場へ着いたら最初に行うのが書類作りです。まずは申請書など必要な用紙を3枚購入。ということは知っているのだけれど、「どこで買ったらいいの?」。何を隠そう、わたくしユーザー車検は2回目。1回やったことあるけれど、あんまり覚えていない。弟子失格であります。とりあえず一番大きいと思われる建物へ入り、どこで用紙を買ったらいいか聞いてみることにする。入った建物の中に運良く「ユーザー車検受付」があったので、そこの人に訊ねたら「ナンバーセンターへ行って下さい」。
大変お世話になりました
ナンバーセンターへ行き、用紙を購入する。で、早速記入へ移ろうとすると「とりあえず必要なお金を全て払った方がいいですよ」と係員の人にアドバイスされました。「記入は提出するまでにやればいいので、とりあえずやることやっちゃったら?」ということです。よってモニター付き券売機でリサイクル券を発行し、リサイクル料を支払う(1万1800円)。そして継続車検のため2年分の重量税(プリウスは3万7800円)。検査ライン料金1500円も支払った。ここまで全て係員の人に教えてもらった(笑)。「分からないことは訊け」。これ、人生の鉄則(笑)。
ここから用紙の記入に入る。鉛筆で記入しなければならない用紙とボールペンで記入しなければならない用紙があって、結構面倒くさい。どうも大雑把な僕は、案の定間違えてしまった。「ウゲゲ、まさか、もう一回用紙購入?」。恐る恐るユーザー車検受付の人に訊いてみると、「致命的ではないから大丈夫ですよ。ここは鉛筆で記入しておいて下さい。後はそのままで大丈夫です」。良かった〜。皆さん、書類記入は慎重に!
●2 で、書類を提出したら、「ラインに並んで下さい。あなたは6番ラインです」と指示される。やっとこさ車検だ。いやいや、ここまでの道のりは長かった。弟子永田のレポートにもありますが、ホント駐車してるのか待ってるのか分かりにくい車両が何台もある。僕は事前にその情報を知っていたため、あらかじめ待っているのか駐車しているか曖昧なクルマに、人が乗っているかをチェックした。運転席に人がいないクルマは駐車車両ということですから。おかげで無駄に待たされることなし。
緊張しながら待つ。早く終わらせたい!
ラインへ入る前に、ホーン・ウィンカー・ヘッドライト・ワイパー・ウィンドウォッシャー・ブレーキランプ・ハザード・バックランプなどの点検を受ける。さらにボンネットを開けて原動機(エンジン)の型式と車体番号を確認。プリウスは車体番号がプラスチックのカバーで隠されているので、それを開けてチェックしてもらう。もちろん問題ナシ!
●3 いよいよラインに入り、車検本番だ! 電光掲示板に従い、進入する。まずはテスター上の検査。サイドスリップの検査、スピードメーターもテンパりながら、なんとか合格。フットブレーキとパーキングブレーキの検査も、特に問題ありませんでした。ただ、ブレーキはキッチリ踏まなければならない。特にパーキングブレーキは注意。足踏み式の場合、ガッツリ踏まないとダメな場合もあるみたいです(プリウスはそうだった)。
電光掲示板。これを見ながら次々検査を受けていきます
次は光軸の検査。ヘッドライトをハイビームにして、ドキドキしながら待つ。まずは右から。結果は「×」。!!! 続いて左。これまた×。光軸狂ってたのね。後で係員の人に訊いたら、両方とも10cmほど上に向き過ぎ。さらに右に至っては8cmほど右向き過ぎたそうです。ありゃま。
というわけでヘッドライト不合格のまま下回りのチェックを行って、最後に排気ガスチェックを行う。ここで問題なのが「プリウス」がハイブリッドカーであること。いや、ハイブリッドカーであっても、自動的にアイドリングストップを行わないのなら大丈夫。しかしアイドリングストップを自動で行ってしまう場合、注意を要します。
排気ガスのチェックは、プローブと呼ばれる長い棒をマフラーの中に突っ込んで行う。排気ガスが出ていないと計測できないから、当然クルマはアイドリング状態にしなければならない。「プリウス」の場合はどうか。自動アイドリングストップ機能付いているため、停車中エンジンはかかっていない。アイドリング状態にできないのであります。とりあえずエアコンをフル稼働させてエンジンの始動を試みるも、エンジン掛からず。そこでアクセル軽く踏んで、係員の人にチェックしてもらう(本来なら自分でプローブをマフラーに突っ込んでチェックする)。すると、やはりアクセルを踏んだのがダメだったのか、高過ぎる数値となってしまう。
ここで係員の人に訊ねてみる。
新:どうしたらいいのでしょうね? しばらくバッテリーを消費させて、エンジンかかるのを待つしかないのでしょうか。
係員:う〜んとね、本来はハイブリッド専用のやり方があるのだけどね。忘れちった! ガハハハ!
え〜〜〜! わ、忘れちゃったってどういうことスか! 「あ〜、どうすりゃいいんだぁ」と思っている内に、エアコンフル稼働が功を奏し、エンジンが掛かった。ヨッシャ、今のうちだ! と、急いでプローブを突っ込む。何とか合格。ちなみに先代エスティマハイブリッドなんかでは、アイドリング状態にできるボタンがあったそうな。プリウスにはそんなものない。今回は合格できたから良かったものの、ぜひとも正式なやり方を知りたいところです(後で調べてみると、「アクセル踏んでエンジンを掛け、すぐにギヤをNに入れれば、エンジンはかかったままになる」などの方法があるそう。まだ実際に試してないので、確認取れ次第レポートします)。
ヘッドライト以外は合格できた。よってテスター屋さんに持ち込み、光軸調整をしてもらうことにする。クルマに乗ったまま作業してもらうのだけど、結構面白かった。ヘッドライトを光軸検査機に当てながら、ドライバー1本で調整していく。ヘッドライトのすぐ近くに、光軸の上下、そして左右を調節できるネジがあるのです。場所を教えてもらうも、「う〜ん、よく見えません」。上下を調節するネジは見えるのだけれど、左右を調節するネジは、奥深くでよく見えない。一種の職人技ですな。価格は1700円也。
光軸調整中。微妙な調整はなかなか難しそう
再度ラインに並ぶ。今度は再検査なので、全ての項目を検査する必要はありません。ライン入り口にある再検申告の機械で「H(ヘッドライト)」のボタンを押せばOKです。ズンズン進み、ヘッドライトを検査するところへ。検査が始まる。さすがに今度は大丈夫だろうと思って見ていると、あれれ、検査機械が左へ移動せず、何度も右のヘッドライトばかりを検査している。係員が来て、「あら〜、どうも調子悪いね」。どうやら検査機械の調子が悪い模様。一度ラインから出て、隣のラインで再度検査を受けるよう指示される。どうもツイてない感じです。
再検査のためのボタンです
隣のラインで検査を受け、見事合格! なんだかとても疲れました。係員の人に合格のハンコを押してもらい、ユーザー車検受付へ持って行く。そこで新しい車検証とシールが交付されます。費用は下記の通り。かかった時間はおよそ3時間(出発してから到着するまで)。一度ヘッドライトでひっかかって、テスター屋さんへ行ったのがタイムロスになりました。それがなかったら2時間くらいで終わっていたでしょう。
やっと終了だ!
まとめ
今回ユーザー車検をやって思ったのは、「やり方があまり分からなくても大丈夫!」ということ。分からなかったら、係員の人に訊けばいい。皆さん親切に教えてくれます。誰だって慣れないウチはとまどうもの。でもだからといって諦めることはありません。もちろんもっと下調べしなければいけなかったのですけど(笑)。何事も経験であります! しかも、ユーザー車検てやってみると意外と楽しかった。
ただ、値段が安いからと安易にユーザー車検へ走るのは危険。レポートを読んでもらえば解る通り、車検では必要最低限の検査しかしてくれません。ブレーキだって効けばOKなわけで、合格したからといって次の車検までブレーキに問題がないという保証はまったくない。それはどの部分にも言えることです。
その点、やはりディーラーなどに車検を委託するのは安心。多少高くつきますが、安全面では文句なしであります。ユーザー車検を受けるのはオススメですけど、自分のクルマは自分でしっかり管理するという意識がなければ危ない。その辺りをちゃんと考えて、ユーザー車検に臨んでほしいものです。
今回の費用
自賠責保険 ¥30,680円
用紙 ¥30円
ライン使用料 ¥1,500円
重量税 ¥37,800円
リサイクル料金 ¥12,010円
光軸調整料金 ¥1,700円
費用合計 ¥83,720円
レポート/新美瑛生
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