December 06, 2006

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燃費20%向上へ

日経新聞朝刊に「経産省が2015年度までに自動車の燃費を現在より約2割向上させた新基準をメーカーに義務づける方針」という記事を載せた。内容を読むと、新しい基準は全車平均でリッター18km以上となり、ヨーロッパの17kmを凌ぐ世界で最も厳しいものだという。日本の10・15モード燃費とヨーロッパの燃費モードは全く違うので単純に比べらないものの、燃費を改善する数値目標設定についちゃ大いに歓迎したい。ちなみに「現在より2割改善」となれば、もはや通常のガソリンエンジンの改良じゃ対応不可能。ディーゼルエンジンかハイブリッドが必ず必要になってくる。この2つを持っていない日産と三菱、マツダは、何とかしなければならぬ(ダイハツやスバルはトヨタという最終防波堤を持つ)。ディーゼルに関して言えば、まだ間に合いそう。日産の技術力、やっぱり奥行きあるし、三菱も重工がバックアップしようという姿勢を見せている。マツダはナイショで高性能触媒の開発をやってます(小型車比率の多いスズキは、リッター18kmのハードルなど高くない)。しかしハイブリッドとなると、どこのメーカーもイッキにハードルが高くなる。新しい提携話が出てくるかもしれません。

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December 05, 2006

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走り?

スカイラインとレクサスISのTVコマーシャルを見ると、日産とトヨタのスタンスの違いが明快に出てます。スカイラインのCMは、とにかく「走る楽しさ」で押しまくる! 一方、ISのCMを見ると、鏡面仕上げされたタンクローリーのテールに付き、自分の姿を見て楽しむというもの。その後で「もちろんその気になれば速いですけどね」と続く。「基本はゆっくり。その気になれば行ける実力を持つ」のが『粋』というコンセプトだ。これ、私の考え方と全く同じ。何度も書いてきてます。だからこそスポーツモデルの場合、競技のベース車両じゃないと価値無いと思う。単純に速いだけのクルマは魅力薄い。というか「走りの良さ」を前面に打ち出したって、誰も評価しない時代になったかと。こう書くと「そんなこと無い!」と思う人もいるだろうけれど、決めるのは消費者である。さて。新型スカイラインの初期受注、何と68,8%が2,5リッターモデル。60,8%は50歳以上とのこと。スカイラインのイメージというと「若い人に支持されているクルマで高性能エンジン搭載モデルが売れ筋」。現実を見ると全然違う。加えてスカイラインからの代替えが多いそうな。ラジオ日本で一緒にやっている牧野紗弥さんもウチのムスコも揃って「スカイラインはオジサンのクルマ。ISのイメージって若い感じ」。されどお金あるの、オジサン。果たしてスカイラインの半年後の販売状況はいかに。ISとドッチが勝つだろうか?

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December 04, 2006

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ホンダと三菱

トヨタと日野、いすゞの関係が急速に深まりつつある。当初トヨタは「いすゞの乗用車エンジン生産設備を活用したい」程度のイメージで資本提携したようだけれど、トラック部門でも提携のメリットが大きいと考え始めている模様。確かに莫大な開発コスト掛かる排気ガスの後処理装置など共通部品を増やせば調達コストも下がるし、海外市場での部品ストックだって楽。加えて今後トラックメーカーは、ある程度の規模を持っていなければ生き残れないと言われてます。日野といすゞが同じグループになれば大いに心強い。調整が必要な部門もあるだろうけれど、良い方向を向かいつつあると思う。良い縁なら資本提携って素晴らしい効果を発揮するモンだと再認識しました。以下、全くの予想なのだけれど「ホンダが三菱自動車と資本提携する」なんてのも興味深い。三菱自動車だってハイブリッドは絶対必要。かといってもはや独自開発する時間など無い。ホンダにとっても三菱自動車がホンダ式ハイブリッドを採用すれば量産効果によって調達コスト下がります。これまでホンダは「資本提携しない」という方針を貫いてきた。しかし資本提携無しでの付き合いの難しさも認識していることだろう。今後ホンダがもっと体力のある企業になりたいのなら、数%単位の資本提携も考えるべきではなかろうか。

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December 02, 2006

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認知症検査は75歳から

警察庁は高齢のドライバーに対し認知症の検査を義務づける方針を打ち出しているが、どうやら75歳以上を対象とすることになりそうだ。検査内容はイラストなどを使って行う20分程度のものらしい。非常に妥当な年齢の区分だと思う。ただ「免許を召し上げれば問題解決」ということにゃなりません。以前も書いた通り、認知症でハンドル握る人は免許証の有無さえ認識出来ない状態。免許を取り上げただけだと運転しちゃうだろう。もちろん悪意など無い。この際、もう一歩踏み込みクルマの保管状態まで法的に定めたらどうだろうか。例えば免許の効力を失った人のいる所帯なら、誰かが責任者となり(例えば自動車税を支払った人、とか)、クルマの管理もしてもらうようすればいい。認知症で免許の失効をした人がクルマを運転して事故を起こした場合、同居人に管理責任を持たせるワケ。きっとキーの保管場所など気をつけてもらえるようになるだろう。他人に迷惑を掛けることを考えれば、キーをどこかにしまっておくくらいの努力はすべきだろう。

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November 30, 2006

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GMのハイブリッド。う~ん

VWがベンツとディーゼルの後処理装置で技術提携することになったようだ。ベンツはアメリカの次世代排気ガス規制『BIN5』(ガソリンエンジンと同じクリーン度が要求される)クリアを目標とした「ブルーテック」と呼ばれる尿素水を使う後処理装置の開発にメドが付いており(走行2~3万km毎に20リッター程度の尿素水を補充する)、それにVWも乗るカタチになるワケ。ベンツにとっても量産効果によるコスト削減効果を期待出来るという寸法。アメリカ市場ではベンツとVWが競合しないため、両者メリットだけ享受出来ます。すでにホンダもBIN5クリアを宣言。何とBMWまでが2008年から北米でディーゼル車を発売するそうな! おそらくトヨタだって1年以内にBIN5クリアのディーゼル技術を発表すると思う。ここで問題となってくるのがディーゼルのライバルとなるハイブリッド。アメリカでの燃料価格はガソリンと軽油がほぼ同じ。したがって燃費をどのくらい向上出来るかで勝負付く。もしハイブリッドが現在のガソリンエンジンより25%程度しか燃費を向上出来なければディーゼルに勝てまい。プリウスやシビックの如く40%以上向上させられるならハイブリッド優勢。さて、現在GMが開発中のハイブリッド、開発目標からして「25%の燃費向上」だって。発売する前から「こらダメだろうなぁ」というイメージであります。

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フォード崖っぷち

フォードがいよいよ最終章を迎えつつある。何と工場やフォードにとって最大の収益源であるクレジット会社、さらにはボルボの株まで担保とし、2兆円の調達をしたのだ。というか担保を入れないと運転資金も確保できない状況。ちなみにフォードの1~9月期の赤字は約8千億円。年間1兆円の大台に乗る可能性も出てきた。今後もリカバリー出来る見込みは立っていない。これ、どういうことを意味するか? 返済するあてもなく、質草を入れてお金を確保したということです。ちなみに有利子負債も20兆円を超えているから、将棋で言えば「詰んでますね」。普通なら「まいりました」という場面なれど、子供の将棋の如く王将が逃げられなくなるまで続けるつもりなんだろう。スッテンテンにならないとみんな納得しないのかもしれない。興味深いのは世界トップクラスの頭脳を持ったフォード経営陣がどういった方法でトンズラするかということ。絶対「フネと共に沈む!」なんてことはしないと思う。「再建出来る」と主張しつつ、突如どこかの時点で逃げるハズ。その時点で個人個人の「取り分」はキッチリ確保しているこに違いない。今回の2兆円も逃げる時に持っていく資金の分を含めた金額だとウワサされているくらいだ。参考までに我が国が抱えている借金は1000兆円。来年の国債発行計画100兆円以上。税収といえば40兆円台。北海道夕張市が破綻したのは、住民がそういう議員を選んできたからに他ならない。破綻してから嘆いたって遅いということです。個人的には「今後の勉強」のため、夕張市を国に頼らず再建させるべきだと思います。

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November 29, 2006

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三菱、スバル低迷

各社から10月の世界生産台数が発表された。日本での販売台数を見ると低迷傾向の自動車メーカーながら、世界規模で考えれば絶好調と言って良かろう。なんせトヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ダイハツと5つのメーカーが対前年比で10%も生産台数を伸ばしているのだ。猛烈な伸び率である! 日産も5,9%増し。そんな中、厳しい状況なのが三菱と富士重工。奇しくも総生産台数で93,7%と全く同じ。他のメーカーが絶好調となっている海外での落ち込みが深刻だ。海外戦略で大失敗しているということです。というか三菱も富士重工も妙なプライドを持っているのか、他のメーカーのような意気込みを感じません。三菱を見るとダイムラークライスラー時代にアメリカ戦略をガタガタにされた上、強かったアジアでシェアを大幅に落としつつあるし、富士重工はブランドイメージ良いものの売れるクルマを持っていない。伸び盛りのアジア市場についちゃ「乗用車タイプの4WD市場がないから」と無視に近い状態。客観的に見れば「当然だろうなぁ」と思う。

ちなみに自動車メーカーを並べる際、普通トヨタ、日産、ホンダ、マツダか三菱、そしてスズキ、ダイハツ、富士重工となる。これ、会社の設立順やアイウエオ順でもなく、まぁ販売台数をベースにした「慣習」ということになっているんだと思う。私のWebサイト見ても、そんな順番でした(早速修正済)。しかし! 直近の生産台数をベースに順位を付けるなら2位はホンダ。3位が日産。4位スズキ。マツダと三菱はほぼ同じ。そしてダイハツ、スバル。並べるとダントツでトヨタ、ホンダと日産は勝ったり負けたりしながらも最近ホンダ優勢。単独4位がスズキ。三菱とマツダ好勝負。少し遅れてダイハツ。富士重工になります。こうやって並べてみると、いろんな意味で感慨深い。10年後の順位を予測しておくと、トヨタ、ホンダ、日産とスズキで好勝負。マツダ、ダイハツ、三菱、富士重工といったイメージでしょうか。

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