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ラリー・オブ・キャンベラ

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インプレッサ

新着情報
1)現行SD STi MC後(年改モデル)
2)現行 MC前 スポーツワゴン
3)現行セダン STi MC前
4)初代 STiVer.6 タイプRA
5)初代SW STi Ver.
6)インプレッサvsランエボ
7)ラリーカー
・現行WRX装備表
・現行WRX諸元表
・オフィシャルサイト

APRC1 ラリー・オブ・キャンベラ

『Team福島SUBARU』ーーー  

・ラリー・オブ・キャンベラのDVD映像(カンガルー横断やヘリ、ジャンプ、コースアウト映像を含む全長30km/25分に渡るSS17マインシャフトノーカット版&途中でパンクした19,5km/13分のハイスピードSS4&テストコース)が準備出来ました。応援頂ける方はこちらまで。テストコースの画像はここで御覧いただけます。53MBありますので、ブロードバンドの方でもダウンロードに30秒近く掛かるかもしれません。

やっとスタート台に登れました!

4月17日 予定より少し遅れ、朝8時少し過ぎにシドニー空港着。コ・ドラの人が待っている予定……なので出て行くと、大きく『KUNISAWA』と書いた紙を出して待っててくれました。いい人で良かった、と一安心。名前の読みを聞くと名前の「シモーヌ」さんは、ほぼそのまんま。「シモン」さんでもいいそうです。英語がソコソコ解るムスメもバックマンかバッハマンか悩んだ名字ながら「バッハマン」に限りなく近い発音でした。以後、シモーヌ・バッハマンさんとさせて頂きます。オーストラリア国内のラリーに25回出ているというのからキャリアは十分! シドニーからキャンベラまでは300km。途中、ネズミ捕りなどやってたけれど、制限の110kmにクルコンをセットしてたのでヒヤリともせず。キャンベラにお昼到着。日本チームはメルボルンまでの直行便で到着後、600km移動するため夕方になってしまう。お昼を食べ、ラリーへ向けての打ち合わせなど。午後はホテルで原稿書き。夕方にチーム全員が揃い、夕食&ミーティング。いやいや、昨年8月からここまで辿り着くの、長かったっす!

4月18日 今日は朝8時から行動開始! ラリーカーのメインテナンスのため日本からお願いしていた場所に行くと、突如使えないことになってしまった。ま、この程度のトラブルなど、もはや気にならず。風はメチャクチャ強いも、幸い天気良いため屋外でサービスクルーの作業手順確認&練習。私は書類のチェックなど、事務関係の手続きを行う。全く問題なく終了。まだ大半のチームは来ていない。とりあえず出場受付を済ませたの、5チームくらいという感じ。明日からいよいよシェイクダウンテストが始まります。

福島スバルに入社して6年経ちますが、ラリーカーを整備するのは初めて。自分に出来るかずっと不安だったですけれど、今日一日で「何とかなりそうかな」と思えてきました。オーストラリア人のグラントさんやロジャーさんが手順を丁寧に教えてくれるのですけれど、当然ながら100%英語。もっと勉強しとけばよかったです。福島からキャンベラまでの移動時間が25時間ぐらいかかったので少し疲れはありますが体が緊張しているせいか、トレーニングにとても集中することができました。不安や緊張はたくさんあるけど、すごく充実していて楽しいです(^_^) (渡辺則夫/福島スバル)

オーストラリアに来てまず驚いたことは日本との規模の違いだった。国土はもちろんトラックや道幅、家などと余裕のあるスペースにのびのびした時間の流れを感じ、気持ちも穏やかになれる気がした。そのような環境の中、今日初めてラリーカーにサービスとして手を触れ作業を行ったわけですが最初はGrantさんを始めDannyさん、Rodgerさんの指示がうまく理解することができず不安を感じました。不透明な点は全く無くし自信を持ってラリーカーの整備に臨みたい私はできるだけ簡単で素朴なことでも質問し「〜だろう」から「〜だ」と変えるためにも是非これからもコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。低い語学力をフルに使うのはもちろん「伝えたい」ということが大切だと感じました。これからの日程も楽しみです。(畑野賢明)

今日は午前にサービスの練習、午後にレッキ用のクルマにガムテープ(飛び石による傷の防止のため)を貼って終わり、という予定と聞いていたのだが、日中ほとんどサービスの修行に当てられた。昨日の800kmに及ぶ大移動の疲れは残っていなかったけれど、オーストラリアは一日中日差しが強く、秋とは思えないほど暑くて乾燥している。サービスパークに着くと、まだ汚れのない綺麗なツナギを着て他の3人と準備をし、早速修行開始。何度も何度もジャッキアップとタイヤ交換、点検と各部のトルクチェックを繰り返し、ミスやロスを減らして速度と正確さを上げていく練習を行う。最初はもう全然ダメで、サービス中インパクトやトルクレンチを反対側まで探しに行ったりとても無駄が多かった。でもスーパーメカニックのグラントさんとロジャーさんが毎回アドバイスをくれたので、少しずつ滑らかに動けるようになった気がする。今回のメカニックの中では唯一10代で一番整備初心者だとは思うけど、そこはやる気でカバーしていきたいです。もちろん英会話も。(国沢悠来)

4月19日 今日は午前中走行テストを行う。シモーヌさんによれば、ラリー本番と同じような路面とのこと。表面に細かい石がたくさんあり、めちゃくちゃ滑る。ただデコボコがなくフラットなため、グリップの良い雪道というイメージ。こういった滑り方、嫌いじゃなかったりします。シモーヌさんもどんな運転手なのか相当不安だったと思うけれど、5ラップもすると安心してくれた様子。ただペースノート作りがヘタ。というか慣れてない。何たってラリー3戦目ですから。2時間ほどクルマのセッティングとペースノートのチェックを行う。クルマは直進安定性を出すべく前後のアライメントを変更。前後の駆動力配分もチェックしてみた。何とか気持ちよく走れるようになってきた頃、シモーヌさんの師匠であるダリルさん(WRCに何戦も出ているベテラン)が隣に乗ってくれるという。ダリルさんのペースノートの読み方、もはやWRCの車載カメラで聞くのと同じじゃないの! 相当カッコ良かったりして。少しツボにハマってしまいました。ドライビングも合格点だったらしく、ベースに戻りマネージャーのダニーさんと私のドライビングについて話をした後、何だかチーム全体が盛り上がり始める。やっぱり実績のないジジイのドライバーじゃクルーやっててもやり甲斐ないでしょう。皆さん少しなれど希望を持って頂いたようです。急に扱いも良くなってきた。サービスパークに田口選手が居たのでご挨拶する。

今日はテスト走行。メンテナンスが終わって国沢さんのラリーカーに乗せてもらったのですけれど、あまりの速さにビックリしました。やはり見てるのと乗ってみるとでは全然違いますね。現地メカニックのグラントさんのホイールアライメント調整をじっくり観察することができました。福島スバルの皆さんにも見てもらいたいような沢山の整備のやり方ありました。今後の車の整備の参考になります。少しだけど英語も通じるようになってきて一緒にラリーカーのメンテをしているうちにチームの外国人スタッフとも仲良くできるようになってきて楽しいです。(渡辺 則夫)

今日、始めて本物のラリーカーのナビシートに乗せてもらえました。始めて乗る本物のラリーカーの走りから感じられるものは全て新鮮で、頭の中が整理できないほど(速くて怖かった)。クルマをこのように自由自在に操作することができたらどんなに楽しいだろうと思います。自分もぜひ運転したかったです。同時にメカニックとしても、メンテナンスや細かいチェックをキッチリ行いドライバーに「安心」といった形で貢献できたら最高です。チーフメカニック(グラントさん)とのコミュニケーシャンがさらに上手く出来てきたので、より一層良いチームになりました。このまま最後までラリーに望みたいです。オーストラリアに居て祝うことができませんでしたが、Happy birthday Marie!(畑野 賢明)

今日は走行テスト。シェイクダウンだ。FIAが用意したコースの近くでサービス。昨日今日でだいぶスーパーメカニックのグラントと仲良くなり、コミュニケーションが取れるようになってきた。コースは乾燥していて、周囲は以前起こった山火事のせいで短い木が生えているだけ。車が通ると砂埃が起こりすぐ髪は砂だらけだ。テスト終了後、ラリーカーの助手席に乗せてもらい親父にコースを走ってもらった。路面はとてもスリッピーで、コーナーでガンガン横に流れる。とても楽しそうで運転したくてたまらなくなったけど、親父は「お前なら1コーナーで刺さるよ」だって!しょんぼり。(国沢悠来)

4月20日 朝からレッキ。最初は『マインシャフト』と呼ばれる全長30kmの名物SS。スタート直後こそ普通の林道ながら、峠を越え下りになってから滑りやすい上に両脇は溝になっている。ガケが低いため大きな事故になることはないけれど、ワンミスで足回りに大きなダメージを受けてしまうだろう。その後は、先が全然見えないアクセル全開のアップダウンの連続。しかも微妙に曲がっているため、少しラインを外しただけコースアウト。これまたサスペンションがアウトです。そしてゴール間近は大ジャンピングスポット! 昨晩のこと、メディアに「飛びますか?」とインタビューされたので「コ・ドラの指示に従いま〜す!」と答えておきました。実際にレッキしてみると、凄い標高差ざます。続いて4つのSSをレッキ。驚いたことに日本と違い、終日いつでもレッキ出来る。日本は道路を使うことが難しいためなのだけれど、前後のレッキカーにも気を遣わず済む。こんな環境でラリーが出来るのだからオーストラリアの人は幸せだと思う。また、オーストラリア人のコ・ドラのせいか、オフィシャルもフレンドリィ。というか、どこに行っても歓迎されているみたいだ。サービスに人も来てくれます。何だか日豪親善チームの様相を呈してきた次第。明日はメディア向け試乗会(ナビシートに乗ってもらう)の運転手を勤める予定。こうなりゃサービスに人が来たときの飲み物や食べ物を用意しなくちゃアカンでしょう。ラリーカーの方はトラブル発生! 日本からオーストラリアに運んだルートのどこかで、誰かがイタズラして消火器のスイッチを押したらしい。日本から送り出す時に確認したのに、昨日チェックしたらカラ。消火剤を洗った後もありました。悪質である。気づかなかった車検に落ちてた。しかもこれで10万円の出費です。しくしく。

今日はみんなよりも1時間早起きし、チームマネージャーのダニーさんと2人でレッキカーのメンテナンス。ドライバーとコ・ドライバーはSSのレッキ。ドライバーはコースの状況を的確に判断しコ・ドライバーがペースノートに記入し、ラリー本番でベストな走行が出来るようにする。私の仕事はドライバーの国沢さんとコ・ドライバーのシモーヌさんの運転するレッキカーをチェックすること。そして試走中のレッキカーに事故やトラブルがあった場合に私がサポートできるようにしておくこと。午後はFIAのオフィシャルがターボシーリングのチェックに来た。ロジャーさんとターボに取り付けてある部品を取り外しました。言葉がなかなか通じませんけれど、作業手順は把握しているので問題なく2人で作業することができました。スペアパーツは少ないので慎重に作業します。この調子でクルマを通し人とのコミュニケーションしながら残りの日を過ごしていきたいと思います。(渡辺則夫/福島スバル)

ラリーカーにゼッケンやスポンサーのステッカーが貼られて、いよいよラリーカーらしくなってきました。漢字を残すことで大和魂を世界に見せ付けている私達のJapanese Rally carは一番かっこいいです! 是非みてください。ショッキングなできごともありました。シモーヌさんの案内(サービスパークの横に野生のカンガルーがたくさんいます)で見せてもらったカンガルーですが、一緒に写真に写りたくて近づくとすぐに逃げちゃいます、その原因はYukiいわく「Akiが臭いから」。そんな暴言を吐くYukiは 私達のチームでは一番がチカラないようですね。Yukiに腕相撲で勝ちました☆と日記にぼやく。「英語は耳から」と言うのは英会話教室のようなフレーズですが、それを始めて身をもって感じることができています。「伝えなきゃいけない」のたくさんある環境は、日常では考えられないほど英会話力を成長させると改めて思いました。なんでも実践が大切なようです。これからドライビングテクニックを磨きたい私としては、そろそろレッキを開始しないと国沢さんにおいていかれてしまいます! 自分もどんどんクルマに乗って思い通りに操りたい。待っててください国沢さん(Super Special draiver)&シモン(Super Special Co draiver)。(畑野 賢明/Aki)

レッキ1日目。ラリーカーが走らないので整備はそんなに多くないけれど、それなりにこなす仕事はある。足回り点検、清掃、ブレーキパッド交換、ステッカー貼り等々。気温高く暑いため、日向に少し長くいると頭がクラクラするほど。夕方はコ・ドライバーのシモーヌさんとクルマで野生のカンガルーを見に行くことができた。遠くから写真は取れたけど、車から降りるとヤツらはすぐビヨンビヨン跳ねて逃げちゃうので、動物園と違って全然近づけないのは残念。それにしても、会話しなければいけない状況下で少し度胸がついたせいか英語は日に日に上達してるような気がする。メカニックのグラントさんに日本語を教えられるようにもなった。最初は緊張してたけど、今はコミュニケーションをとるのが楽しくなってきたように思う。でも英語と外人の訛った日本語を聞いているせいか、自分の喋る日本語がだんだんヘンになってきた気がする。 「コニチワッ!」(国沢悠来/Yuki)

4月21日 今日も朝からレッキ。SS(全開で走る競技区間)は1本15km〜20kmとWRC並に長い。レッキはその間のあるコーナーや先が見えない登り坂などを全て読み上げ、コ・ドライバーにメモしてもらう作業。本番ではそれを読み上げ、見えないコーナーも全開で走るのである。ちなみに今回はオーストラリアスタイルで、コーナーの”曲がり具合”を10段階とした。最もキツいサイドブレーキ使う折り返しが『1』。全開で曲がれるようなコーナーは『9』。それよりシビれるの、至る所にある全く先の見えないアップダウンです。真っ直ぐならいいけれど、見えなくなった先が右に曲がっていたりしているのだ。かといって全部ブレーキ踏んでたら全然タイム出ません。よってクレストの先がどうなっているかをレッキするんだけれど、難しいの何の! キャンベララリーをクレスト&ジャンプで有名な1000湖ラリー(フィンランドラリー)に例える人もいるほど。ちなみにチェックするのはコーナーの曲がり具合の他、コーナーとコーナーの距離。ライン取りなど。とりあえず安全に走れるよう、留意して作る。ペースノートが上手に作れるようになれば(自分を信じられるかどうか、ですね)、速く走れるようになると思う。

オーストラリア人のスタッフを紹介しておきます。

・ダニーさん マネージャーというより、もはやチーム監督というポジションになってきちゃいました。とにかく細かいトコロまで気が利くし、何よりラリーをよく知っている。これほど全てを任せられる人は珍しい。知人から紹介して頂いたのだけれど、すっかり気に入ってしまい次戦のニュージーランドだけじゃなく、7月のラリー北海道と10月のラリージャパンにも来てもらいます。メルボルンでラリーショップをやっているが、アイルランドの人です。以前は自分でラリードライバーもやっており、アルペンラリーに出場してました。畑野君がオーストラリアでラリーをやるなら、ダニーさんに頼みます。

・ロジャーさん コーディネーター&エンジニアです。初めて会った時はスキンヘッドのコワモテ顔ということもありみんな怖がっていたものの、仕事を始めると凄いの何の! 本当に何でもやっちゃう。いろんな人を連れてくるのも面白い。3日目まで「ミッキー」というドイツ人の女の子(オーストラリア旅行中とのこと)を連れて居たが、いつの間にはいなくなってました。入れ替わりに依田さんという日本のステッカー屋さんに「ウチのホテルに泊まれ!」。依田さんが金曜日に帰ったら、また違う女性を連れてきた。サービスでもロジャーさんを訪ねていろんなチームの人がやってくる。オーストラリア大陸の南西端にあるパースから、4日間走ってきたそうです。

・グラントさん 身長184cm。肩幅あってデカく感じます! 顔も日本人からすれば怖い感じ。日本人と仕事するのは初めてということで、初日は一言もしゃべらず。みんなビビッてたが、3日目あたりから仲良くなってきた様子。驚くべきは真面目さ。一日中動いてるのに、全く疲れを見せないのも感心しきり。レベルが高い福島スバルの中でも優秀なサービスマンである渡辺君すら「驚いています」。妙な日本語を教えるものだから、サービスに戻る度、大笑いさせられる。

「若者にはいろんなことを経験させるべきだな」とここ数日、強く思う。初日は3人とも外国人を前に、ほとんどコミニュケーション出来ず。けれど3日目あたりから劇的に変化。昨晩などみんなでヨタ話なんかしており、ずいぶん打ち解け始めた。やっぱり観光旅行と、目的を持って外国に行くのじゃ全然違います。福島スバルから応援に来てくれている渡辺さんは、ルックスこそイマドキのお兄ちゃん風ながら、よく動くだけでなく先も考える。仕事を探す姿勢が素晴らしいと思う。マネージャーのダニーさんと2日間も二人で終日レッキのサービスをやってくれたのだが、やっぱり英語でコミニュケーション出来るようになりつつあります。オーストラリア人のスタッフも完璧! 問題は運転手だけか?

今日は昨日に引き続きレッキの日。今日も素晴らしい快晴。今のオーストラリアは秋、といっても日差しが強く昼間は日本の夏くらい暑い日もある。考えてみればオーストラリアのクリスマスは夏なんですね。夏の気温45度。冬になればマイナス10度くらいになるらしい。ダニーさんとSSコースの終点でドライバー、コ・ドライバーの国沢さんとシモーヌさんを待ち、レッキカーのチェックと燃料補給。待っている間、他チームの外国人ドライバーと話すことができました。オーストラリア人は良い人ばかり、初日にダニーさんに教えてもらった言葉『good day mate』(グッダイ・マイト。オーストラリア流の発音)と話しかけるとみんな笑顔で答えてくれます。”言葉”を使ってみると、その大切さがよく分かります。ラリーカーの車検も合格することが出来たし、国沢さんも調子良いから頑張りたいと言ってるし、本番のサービスは緊張しているけれどなんとしても完走してもらいたいと思います!(渡辺 則夫)

チーフメカニックのグラントさんに初めて空港で会った時のこと、正直「怖っ!」て思いました。まず、でかい、強面、無口、人見知りなのか会話続かないし……空気重くって(汗)。けれどキャンベラに来て早5日、すっかりオーストラリアメンバーともうちとけてもう最高のチームです。特に恐れていたグラントさんとは接する時間が長いので今は大の仲良し! 今日は車検&レッキと言うことで時間に余裕があったので、そんなグラントさんに日本語を教えてみました。日本語に限らず正しく発音することは難しいもの。グラントさんの発音は日本人にはマネのできない妙なものに。そこで夜のミーティングに日本語を発表してもらいました。ハイ爆笑。これからRALLY OF CANBERRAに挑戦する私たちにとって、国など問わずみんなで笑うと言うことはものすごく大切で成功へ導くものだと思います。そんなきかっけを作ってくれたグラントさんは最高! 今日のMVPはグラント。間違いない(畑野 賢明)

「Good day mate!」(オーストラリアで「Hi!」みたいな意味)。レッキ2日目。今日も作業は少なく荷物の積み下ろしと洗車が主な作業。正午から車検があって、スーパーメカニックのグラントさんはスリーLのでっかいツナギを着て忙しそうにしていた。ワタシの身長は184cmでグラントさんも一緒なのだけれど、明らかに彼の方が大きく見える。白人の肩幅と手足の長さはやっぱりすごいのだ。夕方、何人かでスーパーに買出しに行く。オーストラリアの首都キャンベラのど真ん中なので物価は割と高めで、野菜が特にそう。なんとキャベツ1玉5ドルなんてのもある! 飲み物も水以外は日本と比べたらとんでもない値段だ。でも肉だけはめちゃくちゃ安いから、毎日の主食と化してます。夜のミーティングの後、日本人もオーストラリア人もみんなでバカやって大爆笑してるのを見ると、言葉の壁なんて吹っ飛んじゃうなって思う。笑いに国境なんてないんですね!今日は笑いすぎて腹筋が痛い〜!(国沢悠来)

 4月22日 午前中は公式イベントの『シェイクダウン』。主催者が設定したコースをメディア向け撮影のため走り、その後ナビシートにメディアを乗せるというもの。私が乗せたの、なぜか自動車雑誌でなく一般メディアの人ばかり。座った人に「私はジャーナリストです。グラベルラリーは2度目です。車両はショールームにある市販車に安全整備を付け、サスペンションを交換しダンロップの市販ラリータイヤを履いたただけ。車重は1514kgもあります」と言うと、けっこう心配そうな顔。されど走り出すや沈黙。4速全開でコーナーに飛び込まれれば誰だって驚きますね。コースの4分の1を過ぎたあたりから「ファンタスティック!」「グレート!」「エクセレント!」の連発。けっこう幅の広い高速のグラベルな上(5速まで入るから150kmは超えてるハズ)、思い切りテール流せるコーナーや先の見えないクレストがあるため、乗っててけっこう面白いんじゃなかろうか。降りるや「写真を撮らせて」とか「本当にノーマルなのか?」と矢継ぎ早の質問。楽しんでもらえた様子。それにしても幅広くフラットなグラベルがこんなに楽しいとは知らなかったっす! ちなみに普通のグループN車両で1400kg前後。軽量化してないためロールバーなど付けた分だけ重くなってます。18時からキャンベラの目抜き通りでセレモニアルスタート。英語がしゃべれない日本人とオーストラリア人の女性コ・ドラという組み合わせのためか、大いに注目を浴びちゃいました。

明日はついにラリーオブキャンベラが始まる。初めてのラリーなのに国際格式です。シェイクダウンは森林の中にあるコースで行われた。他チームのラリーカーが続々と走り始めると、衝撃を受けました。ものすごい音のエンジン、カラフルなステッカーの貼られたラリーカーがズラリ! 森の中でクルマ雑誌に出ているようなシーンを見ることができました。福島スバルのステッカーが貼ってある国沢さんのクルマは他チームに負けないくらい頼もしく見えますね。午後はメカニックのグラントとラリーカーの最終チェックをする。足回りのトルクチェック、エンジンルームのチェック、午後6時から行われるラリーオブキャンベラのオープニングセレモニーに向けての洗車を終えると、スタートを待つだけ。オープニングセレモニーはキャンベラ市街地で行われたためか凄い人だかり、今朝のシェイクダウンで見た他チームのクルマも洗車され展示してある。オーストラリアの人々はラリーが好きなんだと思う。テレビ番組もモータースポーツが多い。健全なスポーツとしてとらえているんです。晩ご飯はロジャーさんがカンガルーのBBQをご馳走してくれました。明日は初めてのラリーで初めてのサービス、とにかく頑張ります!(渡辺則夫/福島スバル)

いよいよ明日Leg1が始まります。今まで雑誌やテレビでしか見たことのないセレモリアルスタートを目の前にして、一気に緊張してきました。何台ものラリーカーが過ぎ、私たちのラリーカーの番。Super Special driverである国沢さんはどんな素敵な言葉を残してくれるのだろうと期待の気持ちで一杯でした。Mr,Kunisawa said「I can't speak English!HAHAHA☆」(ーー)つまりそれくらいリラックスしてゆとりを持つことも必要なのですね。自分も見習って明日から始まるサービスに程良い緊張感で挑めたらと思います。そして早く上手くなってこんな世界格式のステージに自分も立ちたい、そう思います。とにかくS.S.D国沢さんには明日頑張ってもらいたい! 頑張れ!S.S.D KUNISAWA! Anata nara dekiru!(I can' speak English,too)(畑野 賢明)

一昨日、昨日で泥だらけになったレッキカーを洗車し、車内を含め全部エアーで埃を飛ばして掃除を行った。夕方はセレモニアルスタート。出場するラリーカーが街中に並べて置かれ、どの車も触ろうと思えば触れる状態だ(触っちゃいけませんよ)。車の近くにいるドライバーに一般の人が話しかけたりしてとても楽しい雰囲気。オーストラリアではこんなにラリーが一般にオープンで身近なんだなぁ、とちょっと驚いた。日本でももっとラリーというものがポピュラーになればいいのに。夜はみんなでバーベキュー。羊の肉とカンガルーの肉を食べた。カンガルーの肉はクセがあって好き嫌いがわかれると聞いていたのだけれど、んなこたあない。ちょっと硬いだけ。ここ2,3日はみんなでわいわいバカやってたけど、それも今日まで。明日は本番! 気持ちを切り替える。絶対完走させなきゃいけないんだからミスは許されない。ちょっと緊張してるけど、明日は気合入れていきます!(国沢悠来)

4月23日 いよいよレグ1! 思えば長い道のりでした。SS1はレッキ3回目のつもりでスタート! 基本的に全開に次ぐ全開のコース設定の上、風がないためホコリが凄い。おまけに朝日が真正面から入ってくる最悪のコンディションのため、こらもうハイランドマスターズより酷いタイムかと思いきや、プライベーター集団の中だったりして。少なくともノーマルに毛が生えたような(クルマにゃ毛など生えないっすけど)グループNは私のインプレッサだけ。もちろん全然攻め切れておらず。テストの時より全然遅いです。とりあえず今回は練習のつもりで走る。とはいえノンビリ走ってるワケじゃない。SS4の直角コーナーでスライドした際、運悪く石をヒット! スローパンクチャー。SS終了後、タイヤ交換を行う。打ち合わせ通りシモーヌさんがジャッキアップ(油圧ジャッキを積んでる)。その間にタイヤ外しナット緩め4分15秒で交換終了。ペナルティを受けずに済みました。サービスに戻ると何だかインタビューが多い! ラジオの生インタビューも受ける。面白いモノで「ごめんなさい! 私は英語が分かりません」と言うと「全然問題ない!」。凄い問題だと思いますが……。どうやら「アイツは日本でWRCのコメンテーターをやってるらしい。クルマもノーマルのインプレッサで、グラベルラリーに出るのは2度目。その割に頑張ってるじゃない!」とウワサになっている様子。オーストラリア人の女性コ・ドラだというのもネタとしちゃ面白いのだろう。幸いトラブルなくレグ1終了。

45分の最終サービスでカヤバのダンパー4本とフロントブレーキローター&パッド、オイル、ブレーキフルードの交換という大作業をする。福島スバルの渡辺君の頑張りで、30秒前にパルクフェルメに入れました。

今日も暑い一日、レグ1開始後、1回目のサービス(20分)が一番緊張しました。車両をジャッキアップする前にロジャーさんとグラントさんが車高とトーの計測します。これで車両がどのくらいのダメージを受けているかがわかるとのこと。サービスに入ってきた車両のタイヤを見てみると、新品を装着しているはずなのにボロボロでした。私は下廻りとブレーキのトルクチェック。会社では毎日やっている事なのですけれど、少し不安になってしまいました。驚いたのは昨日チェックしたはずなのボルトなのに、少しトルクが足りない箇所も。タイヤの状況とトルクチェックで競技車はとてもハードな走りをしているのがよく分かります。午後の最後のサービスで午前中と同じ内容の整備とストラット交換、時間は45分です。サービスクルー全員の内容としては、トルクチェック、フロントブレーキディスク、パット、エンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキフルード、タイヤ交換。作業はできるだけ慎重に行うように、丁寧に意識して作業することができたと思います。ボルトやナットを無くしたりしたほうが余計時間がかかりますからね。明日はレグ2、悔いのないように丁寧に慎重に作業出来るように心がけます。(渡辺則夫/福島スバル)

「アト5フン!」
本日Leg1を終え合計3回のサービスを行いました。とにかく20分と短い時間のなかでの作業は忙しく、時間が経つのもアッという間。『焦らず、すばやく』と言うようなことをグラントさんは言っていましたが、初めてのラリーカーへのサービスで緊張しない訳がありません(汗)。でも3回目のサービスは(45分)で通常のトルクチェックにストラット交換、ブレーキディスクローターの交換の作業が足されましたけれど、自分的にはかなり満足! 直前まで「絶対に土や熱などでボルトやナットが回らないだろうなぁ(泣)」「タイムオーバーしたらどうしよう(泣×2)」と悲観的に考えてばかり……。実際はきちんとできてほんとに良かったっすハイ。しか〜し福島スバル代表スーパーメカニックの渡辺さんの早さには勝てませんでしたね。こうなったら俊敏かつ正確さを兼ねる渡辺さんには来年度の技能コンクールで優勝してもらわないと☆とにかく今日は国沢さんも走りきりサービスもうまくいって大満足な1日でした。明日のレグ2も今日以上に満足のできる1日になって欲しい。そしてラリーはメカニックも一緒に参加できる! 実に楽しいです。誘ってくれた国沢さんに大感謝です。Thank you very×2 much.(畑野賢明)

ついにやってきたレグ1! 親父は早朝出発し、我らサービスのメカニックは少し遅れてサービスパークに向かう。到着したら荷物をおろしてサービスの準備だ。今日はみんな緊張していて真剣そのもの! 準備も非常にスピーディだった。その後はグラントさん&ロジャーさんと打ち合わせ。言語の異なる人同士が細かいことを伝え合うのは非常に難しいけれど、よくわからなかったら表現を変えて納得できるまで質問しまくれば大丈夫。少し時間はかかるけど確実に伝い合える。「よくわかんないけど、こんなことだろうな」っていう適当な解釈はNG。チームの輪を乱します。少しすると、セイフティーカーであるゼロカーから順に続々とラリーカーが帰ってくる。みんな自分の持ち場にスタンバイ。日本語で「福島スバル」と書かれたインプレッサが帰ってくると、アライメントをチェックしてからジャッキアップして一斉にサービスに取り掛かる。トルクをチェックしたり切れたタイラップを付け直したりしていると、あっという間に20分経ってしまった。サービスの時間とは非常に短いものです。でも今日の最後のサービス(45分間)ではなんとストラットを交換するというのだ! 不安なのでAkiとサービスのリバティー(レガシィ)で練習までしてしまった。渡辺さんにしっかり教えてもらってこれならいけるぜ!っていうぐらいにはなったのに、インプレッサを見て仰天。全然違うじゃん!どうしようもないとこがいくつかあって、だいぶ渡辺さんにチカラを借りました。今日はダメダメだったけど、まだ明日も本番だ。名誉挽回で頑張ります!(国沢悠来)

4月24日 レグ2。昨日に比べると、ずいぶんペースノートが頭に入ってくるようになった。ただやっぱり3速や4速中心の高速コーナーや、先の見えないクレストを全開で行けるほど正確なペースノートじゃありません。クレストの先がどうなっているかも自信無し! 加えてノーマルボディとあって上下方向の激しい入力は想定外。ギャップやジャンプの度にアクセルを戻す。それでもプライベーター勢の真ん中くらいのタイムを出せるようになってきたと思う。しかし! ラリーってそんな甘くありません。30kmもある名物の『マインシャフト』というSSは、ペースノート作ったのが初日の朝一。よってデタラメに近い状態である。一方、走行スピードは速くなってきているため、怖いの何の! ミスの連続でありました。5速全開160kmくらいからの左鋭角ターンはブレーキングが遅れ直進。その2kmくらいの場所にあるクレストはカメラマンがたくさんおり、クレストの向こう側は真っ直ぐというペースノートだったため全開で行ったら60mくらい飛んじゃいました。後で車載カメラ見たら、滞空時間も長い! ただそこで注目されたのか、ツイスティな区間でヘリコプター出現! 手が届きそうなところで併走を撮ってるじゃないの! こらイイとこ見せなアカンと今回のラリーで初めてプッシュ。ヘリ映像でクラッシュシーンが多いの、当然ですね、と妙に納得。その後もインチキなペースノートに何度もダマされ、フィニッシュ手前2kmくらいでテールをアウト側の溝に落としちゃいました。

下のアームは本来真っ直ぐです。横からドカンと当たって押された

 以後、ハンドリングが妙になったためパンクかと思いペースダウン。フィニッシュ後にチェックすると、アームが見事に曲がってる。というか、それだけで済んでラッキー! SSは3つ残っているものの、ペース落として走りきりゴール。総合順位はアジパシシリーズの5位のようです(最終の正式リザルトが手元にないため確実ではない)。実は金曜日のマネージャーミーティングでアジパシにスバル車が新井選手の一台しか無いということから、ダニーさんはみんなから「登録しておけば?」と進められたそうな。それじゃ、とマニファクチャラーズの登録もしたところ、何と! ドライバー選手権もマニファクチャラーズも4ポイントゲットしちゃいました!

激しいトーアウトついちゃいました!

 夜はキャンベラ中心街にあるホテルで表彰式&パーティ。何と最前列(右端ですけど)のテーブルじゃないの! 今回のラリー、私が最も印象に残ったのはチームワークである。初日は会話も全くなく、どうなることかと思いきや、3日目くらいから笑い絶えず。その割にメインテナンスが始まるや、まるでプロのサービスの如くデキパキ動く。文字通り「エンジョイ・ラリー」といった雰囲気。最も面白かったのは、順位上がるに従って注目され始めたこと。レグ2の午後あたりから「補強もしてないノーマルのSTiバージョンに安全装備とアンダーガード付け、カヤバの市販サスに変えただけ」と言ってもみんな信じない。「マフラーやコンピューターもスペシャルでしょう」。ちなみに排気系、オーストラリアは触媒無しでもいいのだけれど、ジャーナリストが臭い排気ガス出してたシャレにならぬ。キッチリ触媒付けてます。コンピューターだってSTIの市販品。だからエンジンはいつだって安定して回ってる。サービスはマネージャーとコーディネーター、チームメカがオーストラリアのラリーショップの人なれど、4つのタイヤを受け持つ日本人は、プロが一人(ただラリー初体験)。学生二人に私の番頭宮本君。これまた聞かれた時に答えると「信じられない」。パーティ終了後、バーに移動して行われた二次会では(ワンショット毎にお金を払う)、なぜかいろんな人から次々にビールやらワインやらを奢って貰い完全に出来上がっちゃいました。

やっぱりゴールしてナンボのモンです!

スバルラリーオブキャンベラの最終日、レグ2。最初のサービスは朝の5時、うす暗く気温はかなり低い。4時起きしてサービスパークに向かい、ジャッキとリジットラック(ウマ)をスタンバイ。レグ1で足回りを交換しているためホイールアライメントのチェックと中心にサービスが行われた。他チームのリタイヤを聞いたり、クラッシュした車をサービスパークで見るとドキッとする。国沢さんがサービスに戻るたびにホッとしました。今日のサービスは4回。サービスの合間、チームマネージャーのダニーさんにSSを見る事を了解していただいて観戦することができました。初めて見るラリーに驚きました。走りを見るとやはり下廻り各部のボルトが緩んだりアライメントを毎回計測する理由がよく分かります。最後のサービスは車両の右後ろをヒットしてラテラルリンクが曲がってタイヤの向きがおかしくなっていましたが、20分のサービスを終えたらゴールなので表彰式のため洗車して全サービス終了。見事完走することができました。ラリーの2日間を振り返ってみると私は特に大きなミスもなく『丁寧な作業』をできて、自分の力を出せたと思います。そしてラリーを通してこの国でのモータースポーツは健全であるスポーツ、文化であること。そしてスポーツである以上チームメイトのコミュニケーションがスポーツにおいて一番の武器であることがよくわかりました。今回の『チーム福島スバル』はとてもフレンドリーなチームに出来上がりました。私はこの海外の友人達との生活を私の一生の思い出として大切にします。最後になりますが、このような企画を立てて下さった国沢さん、私をメカニックとして選んでくださった上野社長をはじめとする福島スバルのみなさん、本当にありがとうございました。(渡辺則夫/福島スバル)

やりました! 無事完走どころかなんと5位☆ポイントもゲットしてノーマルカーでもイケイケな『チーム福島スバル』です。オンボード映像を見たところ楽しそうで刺激的な道ばかり。日本にはない道にきっと国沢さんは楽しくってしょうがなかったのだと思います。横転したり、故障してしまったラリーカーが先に帰ってくるサービスパークでは、その一台にならないよう祈っていました。他チームのものでも寂しいものです。ましてや自分の点検ミスでの故障なんて…。でもそんなこともなく我がSUPER SPECIAL DRIVER KUNISAWA&SUPER SPECIAL CO-DRIVER SIMONEの二人は帰ってきてくれました。本当に嬉しかった。ありがとうございました。今日Rally of Canberraを終えて通して経験し見えたものは計り知れません。海外メンバーとのコミュニケーションや「ラリー」という競技、オーストラリアという環境、全てが新鮮で観光とは全く異なる経験。そして今大会に感動と刺激を与えられてしまった私は「ラリー」の世界に入りたい! そう心から祈願します。そして次はドライバーとしてこうしてコメントできたらと思います。国沢さん!本当におめでとうございました。そしてこれからもご指導よろしくおねがいします。(畑野 賢明)

右はジャーナリストのシモーヌさん。2人とも同じ名前です

レグ2。本番2日目。朝からサービスなのでドライバー達と同じようにクルーも4時に起きてサービスパークに向かう。ラリーカーが入ってくると、昨日急いで交換したストラットの締め付けチェックや各部のトルク、アライメント、キャンバーの点検を行った。その次のサービスもトラブルはなかったため通常どおりの作業。昨日今日とやって少しずつ慣れてきたのか自分の作業スピードも速くなったし20分を有効に使えるようになってきた気がする。刺さって壊れたラリーカーが帰ってくるたびドキッとしたけれど、親父は確実に走って帰ってきてくれました。お疲れ様。順位はなんと10位!! 大健闘どころかポイントゲッターですね。事故もケガもなくみんな大喜びで大成功のラリーでした。英会話、サービスを中心に学ぶ事は非常に多かったと思います。授業がやばいので僕はみんなより一日早く帰りますが、次のラリーも是非参加したいです!(国沢悠来)

ピッチャーに入ってるの、何とシャンペンです!

4月25日 さすがにみんな朝起きてこない。9時出発の予定が10時になってしまいました。後車検のため車両保管されていたサービスパークでラリーカーを引き取り、パーツ積んでニュージーランドへ送り出す。メインテンスする時間がないため、ニュージーランドの前にダメージ受けた部分を直す予定。仲良くなったメンバーだけに写真を撮ったり男同士抱き合ったりして(やっぱり日本人は女性に抱きつけません)別れを惜しみつつ私と番頭宮本君、シモーヌさんはシドニーへ。その他のチーム員はメルボルンに向け出発。夕方シドニー着。遅いお昼を食べ、シモーヌさんとお別れ。次に会うの、6月のニュージーランドです。ホテルで番頭宮本君と車載VTRのチェック。最も長い『マインシャフト』(SS距離30km。24分41秒)が丸々撮れていた。このSS、文字通りオーストラリアのAPRCと私の今回のラリーが凝縮されてました。ペースノート不備のため、長い直線の後のジャンクションを曲がらなくちゃならないのに見える道に飛び込んで行ったり、ジャンプしたり(滞空時間計ったら約2秒! 130km出てたとすれば、最低で60m飛んでます)。真正面にヘリコプターが待ちかまえており、そこから自分でも呆れるくらい攻めていたり、カンガルーがコースをピョンピョンと横切ったり……。そして最後の方で溝にドゴン! また、パンクしたSSも全て撮れていた。ちなみにリエゾンの区間で左リアタイヤ交換に掛かった時間、4分15秒。次のSSに遅れず済んだ。このVTR、どうしようか迷ってます。

4月26日 いつまでも余韻に浸ってるヒマは無い。6時に起きてシャワー浴び、7時から原稿書き。何たって本業をしっかりやらないとメシ喰えませんから。ラリー中にも関わらず原稿依頼が入ってくるの、有り難い事だと思う。11時にホテルをチェックアウトし、買い物や食事など。一度行ってみたいと思っていたサーフィンの聖地、ボンダイビーチに行く。ビーチ見える場所にある素晴らしく雰囲気の良いカフェで和む。いやいやあっという間の一週間でした。ただ次戦が50日後。やるべきことも多い。まずダンパー。ラリーカーはいつも苦言を呈しているカヤバ製を使っているのだけれど、ハンドリング的にゃけっこう好みだったりして。カヤバでオーバーホール受け付けてくれればいいのだが、お前なんか知らないと言われた場合、買い直す予算などありません。タイヤもハイランドマスターズの時の減り方を見てると6本あれば持ちそうだったけれど、オーストラリアで13本使っちゃいました(全部で20本用意したので。ニュージーランド用として残ったのは7本)。貧乏チームにとって悩むところ。嬉しい誤算だったのは車体。キャンベラの激しい上下方向の入力にノーマルボディは耐えられないだろう、ということで終了後フロントストラットの取り付け部のみ補強しようと思っていた。けれど60m級大ジャンプしたり(高さも2m以上。ほとんど4輪同時に着地しました。インプレッサって空中姿勢が良いと感心しきり)やアーム曲がるくらい壁に当たっても変形しておらず! キャンベラほど激しい上下方向の入力あるラリーはAPRCにないため、このままイケそうな雰囲気。いずれにしろインプレッサにロールバー組み込み、カヤバのダンパーとダンロップを履くだけで、相当楽しめるラリーカーになるということは理解できました。次回はペースノートの勉強をすれば、今の安全マージンのままもっと速くなると思います。夜19時30分発の大韓航空に乗り、仁川空港へ。